湯宿温泉紀行
また行きたくなるお宿に出会えました。

泉質の良さは言うまでもなく、ご主人や女将さんをはじめ宿の皆さんの温かいおもてなしの心に触れ、心身ともに癒されるひと時でした。

玄関でご主人の出迎えを受けたところからゆっくりタイムスリップしてゆく感覚です。そこかしこに木の温もりが感じられ、丁寧に磨かれた床や階段は光を放っていました。格子戸のある部屋はいい雰囲気です。天井が高く6畳に3畳の広縁が付いた和室には、この時期すでに炬燵が用意されていました。部屋の清掃も行き届いており寝具も清潔感がありました。一輪挿しや部屋に掛けられた柿の絵も季節感があり、宿の粋を随所に感じることができます。

お食事は朝夕共に地元の新鮮な野菜が中心のヘルシーな献立です。品数も多く、盛り付けや調理にも工夫が感じられ大変美味しくいただきました。朝のクコの実入りの温泉粥で、身体がゆっくり目覚めてゆく喜びを感じながら、美味しい朝食にお櫃のご飯もしっかりいただいてしまいました。

大正11年10月23日に若山牧水が金田屋さんに宿泊したそうです。
当日は運が良いことに「牧水まつりウィーク」が開催されており、「牧水の間」で上州の地酒の飲み比べをお振る舞いでいただきました。

宿の直ぐ裏手が外湯の窪湯です。湯宿温泉は源泉の温度が高いそうですが、宿のお風呂は常に適温(41度前後)に調整されていて最高の気持ち良さです。何度でもいつまでもゆっくり浸っていられるローション系のまろやかな泉質です。露天風呂はないですが内湯で十分に満足できました。あえて宿にお願いしたいことといえば、男湯と女湯を時間制で交替で利用できるようにしてほしいことです。

古き良き時代の面影を残しながら、今後も現代風に改装し過ぎないで歴史のやさしさに触れることができる宿としてあり続けてほしいと思います。
宿を発つ際にご主人と若女将が深々と長くお辞儀をされいました。振り返ってその姿を目にした時、何か胸がジーンとしてきました。

今度ゆっくり、牧水の「みなかみ紀行」を読んでみたくなりました。
お世話になりました。また、必ず訪ねたいと思います。
温泉三昧
前日の仕事帰りどうしても温泉の虫がうずき、あまりメジャーどころでない湯宿温泉に行きつき金田屋さんにお世話になりました。若山牧水の執筆部屋、自由に楽しめるお抹茶のおもてなし。外湯も最高でした。
地元高原野菜』がたっぷり♪☆おごっつお料理プラン/和室(2名).
有り難うございます。
料理は美味しかっただす。
ただ、トイレが共同のため 難点でした。