だか
吹上温泉郷から山手へ10分くらい登ったところにぽつんと佇む民宿。駐車場では黒いワンちゃんが、少々気が小さいものの控えめに尻尾を振って歓迎してくれる。
着いた日は忘年会が入っていたようで、厨房は戦争状態であったが、それでも女将さんが
明るい関西弁で元気よく出迎えてくださり、我々も気分は上々。夕食まで宿周辺を探索しながらくつろぐ。ちなみに徒歩1分のところにコンビニがあり、お酒も扱っていた。(21時閉店)。
さて、19時になり食堂のテーブルにつくと、ブリの塩焼きに始まり、海老のマヨネーズ焼き、刺身に小鉢数点に揚げたての天ぷらがズラリ!他にもあった気がするが、目の前のご馳走を平らげる事に夢中になり、記憶が定かではないのが残念だ。
これで4000円弱!!?!?申し訳なさが先にたち、ビールに酒で少しでも売り上げを上げていただこうと努力したが、チェックアウトで内訳を見ると、安い居酒屋程度の金額でさらにびっくり。何度も泊まって薄利多売方式で儲かってもらうしかないと苦笑する。
さて、民宿は元学校の寮だったとの事。言われてみれば部屋の配置やお風呂の広さなど頷ける構造である。お風呂は一つしかないので、男女が重ならないよう入り口に札を掛けて入るようになっている。泉質は少々硫黄の匂いがするつるつるしたお湯で、源泉が熱い為最初に入る人は気を付けるべし。タオルや石鹸は各々持参をお忘れなく。
我々が泊まった日は、学生さんが一人旅で宿泊していたが、女将さんの気さくな人柄でお互いが前から知っていたかのように仲良くなり、帰るときは後ろ髪をひかれるような思いで帰路に着いたのだった。
これだから旅は止められない。人ってまだまだ信じられるものなのだと再確認させてくれる、そんな温かい宿だった。今度はいつ女将さんの顔を見に行こうか。
一人旅
登校が遅くなりましたが。
女将さんの人柄が本当によくそれだけで素敵な旅へとかわりました。同日、夫婦で宿泊されていた方がおりましたが、女将さんのつくりだす温かい環境のおかげで、そのご夫婦とも楽しく会話ができ、さらに楽しく思い出に残る旅となりました。
食事に関してですが、一言でとても美味しいものでした。ほかの口コミに「モロッコパン」というパンの名がでておりますが、こちらは食べたい日の前日に予約しておかないと食べられないのでご注意を。私はそれを知らなく食べられませんでした。
部屋ですが、私は洋室だったためカーペット上に布団を敷いて寝るという形で、エアコンとテレビ一台が完備されている状態でした。落ち着く環境でした。
ちなみに、お風呂用のタオル等は完備されていません。
宿周辺に関して。朝、日の出を見たい方は、15分ほど車を走らせると桜島の後方から日がでてくる瞬間が見られるスポットがあります。スポットといても道路上ですが。ちなみに、私は曇っていて「絶景だ!」と思えるほどしっかりと見ることができませんでした。
ほかには、20分ほど車を走らせたところに、「キャンプ場」や「砂浜」、「特攻祈念館」などがあります。いま段々と忘れ去られている戦争の悲劇を再確認するために立ち寄ってみてもいいかもしれません。私は知覧にある「特攻祈念館」を主に見ましたが、そちらに行ってみることをお勧めします。
宿情報から少し反れましたが、こちらの宿は、アットホームな雰囲気で、ちょっと宿の人と話しも楽しみたいなという方にはお勧めの宿です♪
また泊まりに行けたらいいな☆
贅沢な時間
親切な気持ちが体から溢れんばかりの 気さくで、気の良い女将さん。一見強面ですが,実は優しいご主人。ラッキーなことに私たち二人だけの貸しきり状態でしたので、また、同世代ということもあり、ゆっくりお話ができました。ウエルカムドリンクに、香りの良いコーヒーを入れていただいたり、たった二人の為に,熱めのお湯を満々と張っていただいたり、海の幸、山の幸のご馳走攻めにあったり、贅沢な一日を過ごすことができました。女将さん曰く、日替わりメニューなので、当たり外れは時の運、なのだそうです。私たちは、大当たりでした。質も量も半端じゃないので、お昼を控えることを、お勧めします。古い建物ですが、お風呂も部屋もトイレも、お掃除が行き届いて、気持ちよく過ごせますよ。3年越しの夢?だった、モロッコパンもいただきました。美味しかったです。多趣味なご主人に、手作りの炭をお土産に頂き、お安いお値段で、申し訳ない気持ちです。贅沢な時間を堪能しました。