不思議な空間
東京在住ですが、早朝の東大病院受診の為に宿泊しました。世代的には知らないけれど、『古き良き時代』にタイムトリップしたような印象を受けました。忍者邸にも似たような、こじんまりとした階段・廊下。24時間使用可能の末広風呂は鍵がかかり、1人でゆっくり使わせて頂きました。食事はつけなかったのですが、朝食は部屋食ということなので次の機会には利用したいなと思いました。宿の方々の対応がとても親切で、なんだかホッとする貴重なお宿です。
古きよき日本を知るならここ!
小雨の降る坂道を両手に荷物を抱えたまま登っていった。
ふと顔を上げると「鳳明館」の看板。
それを通り過ぎると、右手に、武家屋敷の門のようにな入り口が見えた。
寺にありそうな、太い木の板の看板が、三角のちいさな座布団2個に支えられて、重厚そうに私を見下ろしていた。
ドア・・そう、これはドアではない。
きれいに磨かれたガラスの引き戸だ。
ガラガラと懐かしい音を立てながら入ると、真正面の廊下や左にフロントの部屋が、なんともレトロなにおいを立てている。
部屋は2階。フロントを過ぎて、左にある階段を上がる。
ピカピカに磨き上げられたツルツルの階段は、昭和そのもの。
電灯は黄色く、おだやかな光を放っている。
廊下には、玉砂利がしきつめられ、京都の庭のように、飛び石のように直径50センチはあろうかという木が、年輪を見せて埋まっている。
2階の廊下から下をのぞくと、こじんまりした中庭。
ここではアルミサッシも見ないし、蛍光灯も見ない。窓の鍵など、昔の木造校舎にあった、ぐるぐる回す鍵だ。
部屋や、廊下のあちこちに見る、透かし彫りみたいな仕事も、実に丁寧で誠実。
なんと、泊り客は、私たち以外は全員外国人。
外国人に、古き昭和の日本を感じてもらうには、一押しの宿ですね。もちろん、古きよき日本の家を懐かしみたい方にも大お勧めです。
家族風呂の末広風呂は24時間っていうのもうれしいですね~。

きもちいぃ~
都内に住んでいるのですが、ちょっと旅行気分で宿泊してみました。
HPで宿を拝見した時も趣のある宿だなぁと思っていましたが、実際はもっと素敵。ここが東京?と思うほど、古き良き日本にタイムスリップしてしまったような気分でした。そしてなんと言っても、疲れきっていた体を休めてくれたお風呂(家族風呂)が最高でした!24時間入浴可で他の人が使っていないときは自由に内鍵をかけて入れます。たった一泊だったのに、連れは朝晩と4回も入っていました^^ 部屋にトイレや洗面所はついていませんが、とくに不自由に感じることはありませんでした。ここは普通の旅館にある当たり前の設備はないかもしれませんが、普通の旅館にない良さがたくさんあります。またちょっと旅行に出たくなったときにお世話になりたいと思います。