ウオーキング、温泉巡りの旅最終日。9時過
ウオーキング、温泉巡りの旅最終日。9時過ぎに宿をあとにし、和倉島一週を志した。と言っても余り期待もせず、時間つぶしのためだったが、至る所に名勝があり、夢中になった。ちいさな入り江ごとにささやかな漁港が隠れていて、透き通る水を通して泳ぐかわいらしい仕草の魚がのぞける。途中小さな陶芸工房があり、素敵なロケーションと可憐な意匠の焼き物に魅せられた。来年の夏はここで逗留と決め、一路上州湯宿温泉を目指した。 宿に着くと、丁寧に迎えられて部屋に通された。宴会の客があるらしく、込んでいたせいか6畳間の和室であった。建物は古く、湯治宿の雰囲気の色濃く残る作りだった。風呂はすばらしくよかった。食事は部屋食だった。夕食後、近くの共同浴場を2カ所訪れた。雰囲気よく再訪したいと思った。
今回は、夏だけど温泉につかりたいとおもい
今回は、夏だけど温泉につかりたいとおもい旅の計画を立てました。2002年の2月に一度宿泊したことがあったので料理の美味しさはしっていました。ただ、メニューが変わっていなかったので少しアレンジしてあったらよかったです。チェックインは13時からということで満足してます。宿についてから、つりをしたいということを話したところ、宿の方が、釣竿などをだしてくれたりしたので大変嬉しかったです。チェックインが早いということで仕方ないのかもしれませんが、チェックアウトも遅いといいなと思います。
高岡での墓参りを終え、我孫子へ戻る途中の
高岡での墓参りを終え、我孫子へ戻る途中の宿泊地は湯宿温泉で、宿は金田屋旅館。糸魚川ICから一般道で白馬、長野を経て、万座・草津道路、ロマンチック街道を通り、中条から湯宿へ向った。途中で遅くなりそうな事に気づき、宿へ電話。宿は湯宿温泉バス停付近と聞いていたが、バス停に着いてもそれらしきものは見当たらず、目の前の橋を渡って最初に車が入れる石畳道へ曲がったら、金田屋旅館の看板が目前に見え目的地に到着していた事がわかった。6時到着。なを予定の都合で帰途何処へも立ち寄らずに我孫子へ帰った。金田屋旅館は若山牧水ゆかりの宿と知って予約したのだが、牧水が逗留した部屋がそのまま残されており、その部屋が私の泊まった部屋の廊下を挟んだ真向いで、宿泊客に開放されていた。入ってみると畳や調度品は当時のままで、机の上には墨筆と用紙が置いてある。そこで私は翌日帰り際に、先人を真似て下手ながら一首したためて来た。「湯口より落つる姿の変らねど 水面の泡ぞわが身なりけり」湯宿は湯治場として発達してきた様だが、金田屋旅館はこの中でも老舗らしく、最も風格があるように思えた。女将が三つ指ついて出迎え、年配の女性達が食膳を運ぶ様は、古き良き時代の純和風旅館そのもの。夕食は宿泊客全員が和室で6時からということだったが、頼んで入浴後にしてもらった。露天風呂は無かったが、内風呂は温泉で透明な天然の湯が掛け流しで溢れ、湯口横に飲泉用カップが用意されていた。独り湯船に身を沈め牧水もかくやと思いを馳せていると、筧から流れる湯の「静」と水面に出来る泡の「動」の対照が面白く思われた。湯上りには清水が自由に飲めるよう準備されており、その心遣いに大変好感が持てた。この水は山の湧水で水道にも使っていると聞いたので、翌日持参のポリタンクに汲ませてもらい,持ち帰った。感謝。