久しぶりによかった
久しぶりにいい宿に泊まった。

部屋も広く、テレビ、エアコンも新しかった。
食事は少しさめていたが、あの品数を各部屋に配膳するのだから仕方がないかな。地元の食材を使っていてよかった。おいしかった。

岩風呂は少しせまいが、ヒノキは広く湯量も多くよかった。

障子、ふすまなど張り替えられきれいに保つ努力をしていることがわかる。

ただ、駐車場・入口がわかりずらかった。
次回は、夏に行って、川などで遊びたい。
評価いろいろ
口コミで想像した以上に、驚くほどさびれた旅館でした。

１０代の娘たちは「こんな風情もいいよね」と言ってくれましたが
若い子に、この情緒を堪能しろと言っても無理だったようです。
（素晴らしい！の評価５になるのも、２になるのも両方分かります）

私としては、大通りから一歩入った狭い路地と旅館のそのたたずまいに、自分が生まれ育った昭和３０年代の家を思い出し、部屋の空気が自分を包み込むと思わず涙が出そうになるくらい感激してしまいました。
本当に、不思議なタイムスリップ体験でした。
長い年月の歴史を感じさせる、非常に重厚で壮大な空間を堪能することができ、思い出に残る本当に良い旅となりました。

以下、我に返って客観的にまとめます。

部屋・・・別館は便利な感じでしたが、私たちの泊まった本館の方は古くトイレは共同でした。でも、すぐ近くだったので何の不便も感じませんでした。家族５人、二間の和室で広々使わせていただきました。隣の人の話し声が聞こえたので、こちらも子供がおり、気を使いました。外の洗面の窓に隙間があったり床がギシギシなったりしましたが、掃除も設備もちゃんとしていてきれいでした。

対応・・・客が多いからと部屋食でなかったのが残念でした。話し方がサッパリしていて、朝食を遅めに頼んだらあまりよろしくなかったようで、その夜私は、おかみさんに叱られる夢を見てしまいました。（笑）食事の時間に都合があるなら「何時にしますか？」ではなく食事は「〇〇時です」と言われた方がよいのでは？

食事・・・量は多い方です。皆さんが言われるかさごは確かに冷めていましたが、温かいものは温かかったですし私は気になりませんでした。河津桜などあしらってくださっていましたが特にとりたてて特徴が・・・というものはあまり感じなかったのがちょっと期待外れでした。味は美味しかったです。

風呂・・・最っ高に良かったです！一日中浸かっていたいくらいでした。まさに極楽！行く時はあかぎれで１０本中６本の指に絆創膏を貼っていましたが、一晩で改善しました。（仕事で使う消毒を使わないというのもありますが）ただ貸切風呂が二つしかないので、待ってるかと思うとゆっくり入れなかったのが残念です。（でも、順番待ちしたのは一回でした。一晩で４回入れました。）岩風呂檜風呂小さいですが、まさに異空間で雰囲気も楽しめました。

眺望・・・せせらぎが耳元で聞こえるほど河の眺めが最高です。向かいに「伊豆の踊子」ゆかりの“福田家旅館”が見え、うしろの山並みも美しいです。

環境・・・近くに「踊り子が入浴した共同浴場（地元の人のみ）」や足湯、文学碑などもあり、楽しめます。

その他・・・無し→子どもの浴衣、ドライヤー
　　　　　　 有り→歯ブラシ、バスタオル、温泉タオル、ティッシュ風呂にリンスインシャンプー、固形石鹸、
お正月はココで。
島崎藤村などの文学者も泊まったりしたという古いお宿。お部屋もラッキーなことに川沿いだったから、朝起きた時の部屋の窓からの景色が素敵だった。
温泉は24時間先客がいなければ、いつでも自由に入れることが嬉しかった。トイレは水洗だったけれど、一緒に泊まった友達には、和式スタイルなので、もう少し福利厚生に充実をした宿探しがしたいと話していた。ただ、海外生活の多い僕にとっては、木造なので、音が気になるかもという心配事以外は何の問題も感じなかった。
ただ、宿の立地が素敵なので、親を連れて来たいけれど、父は高齢なので、座イスの様式スタイルで、冷えない暖房もついていないとダメ。また、階段があると転倒の心配があって断念するしかないと感じた。同じように、身体に不自由をかかえている友達の親も、似たような部分の理由で、連れて来たいけれど来れてこれないのが残念だ、と話していた。
帰り際、写真を撮ってくれた一番若めの仲居さんの笑顔に...胸がキュンときた。彼女の笑顔が撮れなかった事が心残りでしかたない。帰り際、頂き物もしてしまい、ココロがぽっかぽかのまんま帰りました。僕は、時間と経済的に余裕があれば、ひとりでも…また来たい場所！夕食は、とってもおいしく頂きました！お腹いっぱい。なんたって、檜風呂に年季を感じました。僕のお気に入りの湯船になりました。
帰り際、写真をご一緒させて映ってもらう時、女将さんの笑顔が素敵でとても心温まった。