小松について
小松は、石川県南部に位置する日本海に面した地域です。平安時代に花山天皇が巡幸した際、梯川のほとりにマツを植え「園の小松原」と呼ばれたのが地名の由来とされています。1921年に小松製作所が設立されて以来建設機械メーカーのコマツの企業城下町であり、関連企業や工場も多く存在します。そのため重工業が発達していて、北陸工業地域の一翼を担っています。また歌舞伎の定番『勧進帳』の舞台「安宅の関」があるため、小松市は「歌舞伎の町」をスローガンに町興しをしています。市内の粟津温泉は西暦700年ごろの開湯とされていて、山代、山中、片山津とともに加賀温泉郷の一つに数えられています。旅館13軒の小さな温泉街ですが、各旅館が自家掘りの源泉を持っています。粟津温泉近くの那谷寺（なたでら）は国名勝指定を受けている奇岩「遊仙境」や小堀遠州監修による書院庭園「三尊石琉美園」が有名で、秋の紅葉が特に美しく人気があります。
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