福づくし京家さんへは、この1年でお邪魔す
福づくし京家さんへは、この1年でお邪魔するのは4度目になりました。気持ちのいい対応と、美味しいお料理、素晴らしい温泉が楽しめて、犬連れの私達には最高のお宿です。今回も、両親と一緒でしたので2部屋お願いしました。思いがけず、両親に広くて素敵なお部屋を用意していただいて、京家さんのおかげで親孝行が出来ました。温泉もぬる目ですが、ポカポカ温まるいいお湯で、何度も入りました。帰りにカーネーションのお土産もいただいて、大満足の旅行になりました。またお邪魔させていただきます♪
今回お世話になった「福づくし京家」さんは
今回お世話になった「福づくし京家」さんは、純和風っぽい宿ですが、部屋の掛け軸の前にはカーネーションが飾られ、堂々とした書の隣には油絵が置かれ、館内にはビートルズがかかっていました。こう書くと、とてもチグハグなようですが、これがどうして微妙なバランスでとても落ち着きます。 ホントです。(書は女将さんが書いてるそうです。スゲー達筆!)入ったときからどこかホッとするカンジがあり、ご主人の声を聞くとさらにリラックスできること請け合いです。宿の場所を訊くために途中から電話したんですが、ご主人はとても物腰が柔らかく、丁寧にわかりやすく道を教えてくれました。このとき初めて宿のかたと話したので、安心しました。ぼくらが使った部屋は、10畳と8畳のふた部屋、もちろん両方ともタタミの和室です。建物は古いようですが、中に入ると青畳のにおいが充満していて手入れが行き届いている印象を受けました。カーテンのシミだけ気になりました。トイレ、洗面所、部屋風呂は完全に洋式、そしてピカピカでした。温泉好きのぼくらは、この広くてキレイな部屋風呂を使わないので、ちょっともったいないくらいです。部屋風呂のシャワーのコックなど、英語表記でバスタブも、トイレの便器もゆったりサイズ。海外からのお客さんのことを考えているのかな、と思っていたらやはりヨーロッパからのお客さんが結構いるそうです。上記のようなわけで、余談ですが和の雰囲気を味わえつつ、洋のアメニティが充実している京家さんは海外からのお客さんには特におススメだと思います。ご主人も海外生活長かったそうですし。食事は、最近珍しいお部屋だしでした。移動しなくていいのは年寄りが一緒のぼくらには嬉しいことです。お料理はどれも美味しく、大食のぼくも満足できました。特に、メインの金目のしゃぶしゃぶ、かなりウマイ。白身魚は大抵どれも淡白で、金目鯛もそうなのですが熱湯(沸騰した日本酒)にさらすと甘みが増し、えも言われぬ食感になります。キャッチどおり、ちゃんと「どっさり」でしたし。タレはみかんのポン酢がベースで、あっさり味。このみかんのポン酢、市販のポン酢のような刺激的な酸味ではなく、まろやか酸味のさわやかポン酢です。鯛肉をさらす前に水菜(だったかな)、ネギ、岩のりを熱湯にいれておくのですが、この岩のりが女将曰く「ウチだけのオリジナル」なんだそうで、確かに磯の風味が漂って鯛を引き立ててました。キリがないのでこの辺でやめますが、他の料理もホント、美味しかったです。さて、お風呂です。ここのお湯は源泉そのままで、熱しても冷ましてもいないそうです。そのため、普通の宿のお湯よりかなりぬるめで、父は熱い風呂が好みなので、少々不満だったようです。ぬるめのお湯に長時間入るのが好きなぼくはお湯がぬるいこと自体大歓迎だったのですが、ぼくらが行ったときは、さらに源泉の温度が下がっている(40度)ときだったようで、露天風呂が使えず、それはかなり残念でした。内風呂ながら、気に入ったので1回40分くらいずつ、チェックアウトまでに3回入りました。ぬるいぬるいと言っていた父ですが、それでもけっこう気に入ったのか、結局3回入ってました。脱衣所にビートルズのポスターが貼ってありました。額にもストロベリーフィールズの写真が飾ってあり、前述したように館内にも音楽が流れているので、誰の趣味なのか…と思って訊いたら、ご主人も女将さんも好きなんだそうで。 ちょっとしたゆかりがあるそうです。部屋の窓のそとに、小さな和風の庭園がありました。周りが静かで、2日目の朝はうぐいすの鳴き声がよく聞こえました。姿が見えるくらい近くで鳴いてました。朝食が終わって、畳に寝そべってぼーっと春の日差しが降る庭を見ていたら、なんだか日が沈むまでこのまま何もしないで庭を見てられそうな気がしました。帰りに、ご主人にカーネーションをいただきました。時季の問題もあることですし、すべてのお客さんに配っているわけではないのだと思いますが、とても嬉しいサービスです。オレンジがかった黄色のキレイなカーネーションでした。まだ名前がついていないほど新しい品種なんだそうです。感想を寄せるのが遅くなってしまいましたが、いただいたカーネーションは今も元気に咲き、蕾は次々とふくらんでいます。この度はありがとうございました。
伊豆半島は春爛漫、花いっぱいの、心も財布
伊豆半島は春爛漫、花いっぱいの、心も財布も暖かいぽっかぽかの旅でした。そもそもこの旅は、トクーさんの「空き室半額キャンペーン」のキャッチコピーにつられてのものです。私たち財布の軽い、年金生活者にとって、「半額」と言うキャッチフレーズは大変魅力的なものです。当たり前ですが、一泊の予算で二泊出来るのですから。しかし「安物買いの銭失い」「安かろう悪かろう」などの言葉があるように、それなりに不安も心配もありました。しかし「百聞は一見にしかず」と言う言葉もあり、とにかく行ってみようという事になったのです。そんな不安と心配を抱えながらも、当日は天気もよく花いっぱいの伊豆半島を快適なドライブで、宿に到着しました。館内に入るとロビーの真ん中に、私の友人の油絵が掛かっているではありませんか、「有名な画家でなくても自分の好きな本物を飾る」との女将言葉に感激する。聞けば女将自身も美大卒で油をお描きになるとの事、なるほど館内の、そこここに女将のセンスがちりばめられているのが感じられます。そして部屋も隅々まで掃除が行き届いており、清潔感いっぱい。大旅館の喧騒も無く、静かで落ち着いた雰囲気がとても気持ちいい。次が、何よりも心配な温泉。無色透明、ややぬるめの天然温泉で地下八十メートルから湧出とのこと。ぬるめのお湯なので長い間はいっていてものぼせないとのことだった。また当日は有難い事に(ごめんなさい)お客さんが少なく、お風呂も私たちの貸切状態。露天風呂は、温度が低くては入れないとの事で残念でしたが、檜風呂、石風呂ともに清潔で、丁度よい大きさ。とにかく温泉好きの私としては、二つの風呂を交互に四回も楽しませてもらいました。帰りにカーネーションの花束を戴きました。この気配りがうれしいのです。また季節を変えて、是非お邪魔したいと思います。初めてトクーさんのお世話になりましたが、「半額」との事に、半信半疑ある種の心配と不安の出発でしたがそれも杞憂におわり、大変楽しく気持ちのいい二日間を過ごさせていただきました。有難うございました。またよろしくお願い致します。