白濁硫黄泉
 いつもいろは坂から金精峠に抜けるだけで、気にはなりつつ横目で日光湯元温泉を眺めながらの素通りでしたので、白濁硫黄泉を楽しみに出向きました。
 部屋はドアーを開けると、いきなりの階段で驚きましたが(使用しなかったのでその広い空間は勿体なくはありましたが)明るく広々とした浴室が印象的なゆったりとした洋室で快適でした。
 浴室に向かう廊下に龍の口から水が飲め、お風呂の帰りが楽しみでした。温泉は、露天風呂がもっと林の中にあるものと勝手に想像していたのですが、スケール感に欠けていたかな..と、かつ露天風呂を照らす夜間の照明が、事故防止の側面もあるのかも知れませんが強烈な光量で、「ほのかな」星明りが観られず興醒めでした。
 食事は、焼き魚が水っぽく美味しさ半減でしたし少しボリューム不足を感じました。
 露天風呂の周囲や浴場前辺り、中庭等もう少し整理されていると見栄えがよいのに..と感じましたし、後、チェックイン・アウト時に対応して下さった女性ですが、快・不快の範疇のレベルではなく(こればかりは向き・不向きがあるものと思います)、あそこまで接客業向きでは無い接客対応は初めてである意味よい(?)体験でした。
一昔前の温泉旅館
今回家族(大人)3人で宿泊しました。グランドホテルと言うことで着く前までは近代的なホテルなのかなと多少期待をしていましたが、予想は外れ一昔前の温泉旅館というイメージでした。設備や部屋の綺麗さ眺めなどを気にされる方にはあまりお勧めはできないと思いました。ただ従業員の方の接客は流石老舗のグランドホテルだけあってとても親切丁寧でした。大浴場は年期が入っていますが、シニア層には全く問題ありません。食事も品数がとても多くまたボリュームもあり満足のいく料理でした。ファミリー層だとちょっと物足りなさを感じるかもしれませんが、古いながらもホスピタリティーを感じる宿でした。
豪雨の中、
娘を含む家族三人でお世話になった。コロナ禍、と日本列島豪雨お盆休みの中訪問、古い施設とコロナ規制の中でのギリギリの経営でお気の毒な経営状況でした。もう一度行きますかと問われたら、やはり行きません、安価な料金とは云え、茶碗は無く紙コップでセルフでお茶を呑むことになる。洗面所のコップはプラスチックではあるが、ちゃんと用意されて居た、反対だと思う。雨樋が壊れたままで屋根に流れ落ちるトタン屋根の大きな音で寝られなかった。宿代をケチるとろくな事ないですね。