06広告費分をお客様に還元する「109円プラン」

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創業当時は、「1泊1名素泊まり1,200円・2,400円・3,600円・4,800円」の4タイプの価格設定からスタートしました。当時は、1泊2食付き15,000円~の時代でしたので、素泊まりで1,200円というのはかなりインパクトのある価格設定でした。

しかし、取り扱う施設が増えていく中で、この4タイプの料金に収まりきらないところが多く出てきたため、施設ごとの価格に合わせた料金設定へと変える必要が生じました。

当時、検索結果一覧の表示順は、人気の高かった「低価格順」を採用していました。
そうすると、上位表示をするために1室限定で低価格の料金を設定する宿が増え、ある意味「無料の広告枠」として利用されるようになったのです。

同業他社においては、上位表示やトップページ・キャンペーンページへの掲載は有料で、トップページに掲載するだけで200,000円程度(現在大手サイトでは700,000円程度)の掲載料が必要でした。
この考え方は、紙媒体のパンフレットや旅雑誌の名残で、「大きく掲載すると+いくら」といったものを引き継ぐものです。

200,000円の広告費を払って仮に300,000円の売上(15,000円×20人)があったとすると、300,000円から旅行代理店手数料10%の30,000円を引き、手元に残るのは70,000円。一人あたりの売上で言えば3,500円となり、食事原価を鑑みると到底利益にはなりません。

そこで考えたのが、「広告費をゼロにできないか」ということでした。

仮に稼働率が約30%程度だとすれば、1円も生まない大量の空室を有効利用することで、広告以上の大きな効果を生み出す可能性があると考えたのです。

平日の空室を109円(トクー!にかけて)で販売することで、インパクト十分の「実質持ち出しなしの無料広告」ができる上に、お客様はいままでにあり得ない109円という価格で宿泊体験ができると考えたのです。

この企画は大ヒットしました。
テレビや雑誌などでも何度も取り上げられるキャンペーンへと育っていったのです。

先着順だったため、開催当日には多くのお客様がサイトに押し寄せました。結果、109円プランを出した宿泊施設は、その他のプランの販売へとつながり、より多くの利益を上げることができたのです。

広告費としてトクー!の収益を上げるのではなく、「お客様からの会費以外は一切いただかない」という信念を貫き、すべてを宿泊施設を含めたお客様に還元するという、サービスの醸成につながったと考えています。

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