会員クチコミ情報

宿泊時期

2005年04月

整理番号

1030702

宿泊施設

※※

プラン名

賛否両論でしたが「まずは合格」だと思います2005年05月02日

直前５０％引プラン(１万２６００円・２食付)で４月３０日から１泊しました。突如思い立ち、ゴールデンウィークのど真ん中なのに即予約ができた片山津温泉に行きました。街は人もまばらで閑散としていました。 海外旅行や万博に客を取られ、それに対抗できる魅力を創り出せないまま、少しずつ衰退していく温泉郷の侘しさを感じざるをえませんでした。でも十二分に満足できました。文句は全くありません。ただし「価格の割には」という意味での評価です。もしこれが正規価格？の２万５２００円であれば非常に苦しい金額でしょう。同額を出せばもっと新しく綺麗な施設で、もっと新鮮でおいしい料理を、もっと多く食べきれないほど出してくれる宿は探せば山ほどあります。 いっそのこと心機一転、考え方を変えて見られてはどうか？と思います。弱みが、強みに１８０度変わるのではないでしょうか？過去に栄えた温泉街。維持費のかかる施設規模。損益分岐点を集客力で下回りだしたとき、建物は痛み出し少しずつ隠し通すことができなくなってきます。従業員の心にも、少しずつ疲れが出てきます。 宿泊客が２万５０００円に求めるものと、１万２５００円に求めるものは違います。客層も違うでしょう。前者の宿には設備も含めて「全て」を求めます。後者の宿には「隙間の無い、もてなしの心」を求めます。設備ではありません。設備は心でカバーできる分野に入ってきます。 クチコミ情報では文句の多い人もいらっしゃいました。そのおかげか？どうかはわかりませんが、フロントの皆さんをはじめ客室係の対応には一種の緊張感を感じることができました。従業員の隅々までに「心を植え込む」には時間がかかるでしょう。でもマネージャーが真剣に隅々にまで目を配れば、従業員の心は必ず変化しだします。それは必ず宿泊客に伝わるはずです。そして以前とは違った、「また来たい宿（リピーターだけで予約が埋まる宿）」が必ず生まれるでしょう。 たとえば、、、「見えるところだけを綺麗にする掃除」と「心を込めて磨き上げるお掃除」とでは全く違います。顧客は口には出さなくても、それを必ず感じ取ります。浴室は立派でした。風呂の水も綺麗でした。床も綺麗でした。椅子も洗面器も綺麗に並んでいました。でも洗面器と椅子は「綺麗に並べ直されているだけ」でした。「手を使って丁寧に磨き上げたあとに、丁寧に並べられている」わけではありませんでした。それは触ればわかるのです。顧客は従業員の全ての行動を観察しているものです。掃除している人(初老の男性)の行動も、いつも観察されています。 永平寺の御住職が「すべては修行」だと語っておられました。掃除も、調理も、全て座禅と同じ修行なのだと語っておられました。まさにそのとおりだと思います。 がんばってください。

宿からの返信

この度はご宿泊いただきまして有難うございました。 ご感想や色々な貴重なご意見有難うございます。 重ねて御礼申し上げます。 今後ともお客様にご満足いただけますよう頑張って参ります。 有難うございました。

宿泊時期

2004年12月

整理番号

1016209

宿泊施設

樹齢千年の檜風呂の宿　檜扇荘

プラン名

惜しいところで、最高点が付けられません2005年01月01日

まず本当にお世話になりました。檜のお風呂、その他の設備、とても素晴らしいの一言です。とても気に入りました。お名前はお伺いできませんでしたが部屋まで案内していただき、夕食後に事務所でインターネットで伊勢神宮のページを見せていただいた初老の男性(経営者の方でしょうか？)の、おもてなしの心には感動しました。ありがとうございました。でもだからこそ正直に申し上げようと思います。だからこそ「非常に惜しい宿」なのです。もっと良くなれるはずなのに、「もったいない」と感じました。努力すれば実現できるはずの、些細なことで最高点が付きません。以下、申し上げます。①集団の食堂で効率を上げるためだと理解できますが、熱くあるべき料理は熱くあってはじめて「味」であると思います。ほぼ全ての料理が冷たくさめてしまっていました。(途中で運ばれた茶碗蒸しと天麩羅は別です。) 素材は良く新鮮でした。品数も十分でした。基本の味付も悪くありません。しかしその全てを捨てておられます。非常に勿体ない気がしました。大変だと理解できますが、いっぽうでそれを実施なされている宿も存在します。検討してみてください。②あの船盛の内容で６０００円は、他の宿と比較して少し高いという気がします。４０００円程度なら誰もが納得してリピートするでしょう。(クレームではありません。念のため。)③就寝時に薄めの敷布団が１枚というのは非常に辛いです。せめて敷布団の下にマットを使用してください。宿泊した夜は非常に底冷えのする夜でした。暖房を強めに設定したのですが、いくら部屋を暖めても敷布団の背中から冷たさが伝わってきて、朝まで凍えそうでした。残念ながら、もともと身体の弱い連れ合いが風邪を引いてしまいました。厳しいことを書かせてもらいましたが、従業員教育にも努力されていることが理解でき、愛したいお店だと感じました。だからこそ「気づいていただきたい内容」を書かせていただきました。お世話になりました。

宿泊時期

2004年12月

整理番号

1016204

宿泊施設

伊勢志摩・二見浦 和風旅館 いろは館

プラン名

素晴らしいお宿でした2005年01月01日

小さく古いお宿ですので、風呂好きの僕にはその広さだけが少し残念でした。でも掃除が行き届き、非常に清潔感あふれるお風呂です。湯加減も抜群。よくある小さなタオルだけが支給されるような処でなく、しっかりバスタオルも用意されます。一言の文句もありません。感動したのは接客の素晴らしさです。女将さんも仲居さんも素晴らしいの一言です。仕事でよく利用する、某有名一流料亭の接客と何ら違いがありません。宿に足を踏み入れた瞬間に、その暖かな心意気に感じ入ってしまいました。お食事は予約時間に合わせて調理され、順次、運ばれてきます。それが当然のように別室(個室)で用意されており、お部屋まで案内していただけます。熱くあるべきものは熱く、冷たくあるべきものは冷たく。ひとつひとつの皿への細やかな心配りは当然ながら、必ず何らかの華(はな)が添えてありました。小さく設備も古く、周囲から目立たないお宿です。しかしそのすべてをまったく意識させないだけの「粋・華・心」が、凛と縦線に備わっているお宿でした。常連さんも多いようです。ゆえにトクーではなかなか予約が取れない？気配？？です。が、、、突然に時間が空いて、もしネットで予約が取れたなら、「此処を味わう」目的だけでブラリと伊勢に来てしまうでしょう。そんな宿です。本当にお世話になりました。

宿泊時期

2004年10月

整理番号

1013415

宿泊施設

伊勢料理処　伊勢長旅館

プラン名

驚きました。気に入りました。最高です。2004年12月03日

実際に宿泊した当日の朝、本当に突然に思い立ってパートナーと２人で「どこか旅行に行こうぜぃ！」ってことになり、無理矢理トクーで見つけだした当日予約の伊勢崎長旅館に宿泊しました。行き先も何も決めずに「とりあえず大阪から１泊２日で行ける場所」でいいから、今晩泊まれて遊べるエリアって条件で探した結果です。だから本当に全く期待なんかしてなかったんです。もし最低の場所だったとしても、それはそれで旅の思い出になって楽しいやん？って感じでいましたから。でも実際に行ってみて、２人とも感動いたしました。そこは決して、新しい旅館ではありませんでした。設備も古いです。トイレだって和式です。部屋に風呂もありません。４階建てなのにエレベーターもありません。でもね、、ものすごく「メッチャエエ感じでワビサビ」なんです。建物も部屋も古いけど、隅々まで御主人の繊細な心遣いが行き届いていて、魂を感じます。不潔さなんか全く感じませんでした。はっきり言って九州の由布院なんかも行ったことあるけど、みーんなこんな感じの宿ばっかりなのに、ブランドイメージだけでめちゃくちゃ料金が高いじゃないですか！？あれに比べたら値段は安いし、部屋はとても「いい感じでワビサビ」だし、料理は絶対に満足できる内容とボリュームです。超高級とは言いませんが＜文句なしに旨い＞です。そんな夕食が別室の、これまたワビサギ状態の個室に案内されて、会席状態で次から次へと用意されて出てくるんですから感涙ものです。そんな夕食だけじゃなくて、朝食も旨かったです。おまけに部屋は海沿いの和室で、夜中ずーっと寄せては返す波音が２人を優しく静かに包んでくれます。マジで最高のリラックス空間でした。僕は営業で、日本中を隅々まで旅して廻った経験が５年間ほどあるんですが、こんなにリラックスできる宿って探してもなかなか無いですよ。たったひとつだけ難点をあげるとするならば駅からちょっとだけ遠いってことぐらいですかね。田舎のタクシーなんで料金が高くて片道３０００円弱かかります。でもパルケエスパーニャ（ガラガラ？でしたので、これも良かったです）には近いし、大阪からは近鉄特急だけで着いちゃうし、最高の穴場でしたね。今度は２泊ぐらいで伊勢参りとかにも行こうって思ってます。２泊したら料理は変わるんだろうか？