小学校の終業式も終わり、かみさん孝行にと
小学校の終業式も終わり、かみさん孝行にと連休を利用して伊豆半島を一周した。助手席のかみさんは日頃の疲れが出たのか、車内の暖かさについウトウトしたのかこっくりこっくりしているし、後ろの席では一年生の息子が「サンタさんゲームボーイアドバンス持ってきてくれるかな?」と言いながら夢中でゲームボーイカラーをやっている。なんだ伊豆を満喫するのは自分だけかと思いつつ車を走らせた。熱海・伊東・伊豆高原は日帰りで充分なので一路下田の爪木崎海岸を目指した。野生の水仙が咲き乱れるという海岸を一度は見たいと思っていた。時期的にちょっと早いかと思っていたが、今年の冬は暖かいとのことで予想以上の花が咲き、この連休から水仙祭りが始まっていた。水仙を満喫した後、下加茂温泉「石廊館」に早めのチェックインをし、湯につかり、最近息子が覚えた「UNO」なるカードゲームに興じ、ゆったりとした気分で就寝。翌日はテェックアウト11時をフルに利用し、朝湯・朝寝とグータラな午前を過ごし、その後、石廊崎灯台に続く坂道をハーハー言いながら登り、灯台下の伊豆半島最先端の景色を見て、松崎・土肥・戸田をドライブしながら素晴らしい富士山の姿にただただ感動した旅行であった。さて肝心の「石廊館」さんだが、玄関を入ると上がり口が畳になっていてなかなか高級感が漂う。右手のフロントから人の良さそうな支配人であろうか男の人が出てきて「いらっしゃいませ」と出迎えてくれた。名前を言うと「トクーさんからのご予約ですね」とすぐに返ってくる。そうそうそれ以前に、出発の前日に「お待ちしておりますのでお気を付けてお出掛けください」との電話を戴いていた。しっかりとした心遣いがとても心地よい。仲居さんに案内されて215号室に通され、荷物を置いてお茶とおしぼりのサービスを受ける。部屋は新しくはないのできれいとはいえないが、不快感はない。トイレに造花が飾ってあるが、埃まみれなのがちょっと残念。大浴場に向かう。在館中はいつでも入浴可で深夜0時に男湯と女湯が入れ替わる。内湯は広さといい湯温といい申し分なくゆっくりと入ることができ、息子が泳ぐことも可能であった(ちょうど貸切状態だったもので・・・)。ところが、露天風呂の湯温があまりに低過ぎて、一度浸かったらもう出られないといった感じ。これはいかん。食事は広間で他の4家族と一緒にいただいた。「豪華伊豆の海の幸味わいプラン!」という企画であったのでかみさんも期待度100%。「この時期に豪華ときて海の幸ときて味わいときたら伊勢えびしかないよねフフフ」てな会話をしながらいざ広間へ。・・・・・・唖然・・・。かみさんの期待は見事に裏切られ、伊勢えびのイの字もない。「値段が値段だから期待した私が馬鹿よね」との言葉を聞きながら、「そりゃそうさ」と言いながら動揺が隠せない僕。ちょっと企画倒れだなーの思いは拭えない。それでも3人でビールとジュースで乾杯し笑顔で食事開始。地のものは殆どない。揚げたカレイは地のものか? 食事が終わり部屋へもどる途中、不注意な息子があちこちにぶつかる。通路に台車やら料理を運ぶパンケース状のものが散乱している。あまり気分の良いものではない。玄関からロビーにかけての高級感が虚しいものに見えてくる。朝食も同じ場所でいただいた。テーブルにガスコンロが置かれ、上に味噌汁がのっている。常に熱々の味噌汁が飲めるようにとの気遣いだ。これはいいと熱い味噌汁を啜ってみるが、具はワカメだけ。夕食といい朝食といい期待度が大きかっただけにちょっと不完全燃焼の食事だった。それでもゆっくりと入れた内風呂と上げ膳・据え膳にかみさんも喜んでくれたようだ。
友人と二人で、ゆっくりとした時間を過ごす
友人と二人で、ゆっくりとした時間を過ごすことが出来ました。時間の都合上、宿の他にどこかへ行ったわけではないのですが、それが逆にゆっくりできたような気がします。駅からの送迎はとてもうれしいサービスでした。また、お部屋でいただくお料理も落ち着いていてよかったです。温泉は、夜、朝いつでも入れるので、時間を気にせずにゆっくりと、何度も入ることができました。帰りも駅まで送っていただいたのですが、最終チェクアウト時間よりも一時間早い10時にしか、送ってもらえないこともあって、朝は少しあわただしかったのが残念です。
モニターキャンペーンでしたのでとても格安
モニターキャンペーンでしたのでとても格安で宿泊できました。