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dai
様
2001年3月
三月の九日から十日にかけて、亀屋旅館さ
三月の九日から十日にかけて、亀屋旅館さんにご厄介になってきました。 噂通りに急な坂道を登ると、純和風の建物が見えて参ります。それが亀屋旅館。玄関には何故か赤い提灯が。赤い提灯?行きがけに、「亀屋旅館というからには一体何匹亀がいるのか?」と言う連れに対して、「んな馬鹿な、亀屋旅館というのは名前であって、本当に亀がいるわけないでしょ。」と返していた私ですが、開けてビックリ、中には可愛いのから剥製まで、いるわいるわの亀尽くしでした。さすがに生きてるのははいませんでしたが、木作りの古い日本旅館の少し暗い廊下に、剥製の亀はなかなかよい風情でマッチしているのでした。 夜の九時にチェックインした我々は、当然素泊まりだったので食事はありませんでしたが、いよいよ期待していた露天風呂です。んで、これがまたよかった!深い岩風呂で、お湯が旅館のお風呂とは思えないほどきれいでした。周りにあまり照明がなかったりして雰囲気は暗いのですが、逆に落ち着いて入ることができます。何より、さすが創業百年を数えるだけあって風情が抜群。石灯籠が立つ風呂の淵に腰掛けて、見上げる夜空には月が浮かんでおりました。廊下から見えそうで見えないチラリズムがあり、ちとその辺は気になる所でしたが、貸し切りは三十分までという所を我々以外に利用する人がいなさそうだったので一時間ほど使わせてもらって堪能してしまう程よいお風呂でした。朝にも、もう一回チャレンジ。 部屋は、広く湯河原の山々が見渡せ、何より炬燵があったのが我々にとってはポイントが高い。天然温泉だという部屋風呂もあり、文句無しです。 チェックアウト時に、付近の観光のことを宿のおばぁちゃんに聞いたのですが、一生懸命に応えて頂いたその対応に感謝しました。おかげさまで湯河原梅祭りを無事見ることができました。 ありがとーおばぁちゃーん、そして亀屋旅館さん。いかったです!
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