忙しい最中、温泉を!と言う家族の言葉に、
忙しい最中、温泉を!と言う家族の言葉に、格安で泊まれて温泉のある宿を探しました。午後からの出発と時間に余裕のない旅ではありましたが、北の家の素敵な民宿を知り、大変満足な旅でした。夕方5時頃に到着予定だったのですが、なかなか探せず暁の湯から近いと聞き温泉の人から、場所を聞きました。到着して玄関にいるシロチャンのお迎えを受け、うちもヨークシャ(コロ)共々宿泊させていただきました。夕食は食べ切れないほどの量!子供共々十分満足でした。夕食後、内風呂に入り、その後名物?の囲炉裏端で、ご主人の振舞われたお酒に時間も忘れ過ごしました。宿泊感想を見て我々もこの宿に決定したのですが、ご主人は「そんな評価を受けるほど大したことはしてないんですよ」などと大変御謙虚なお言葉が返ってきましたが、家族全員大変気に入りました。胡桃を焼いて振舞われたのですが、息子が気に入り切りが無いほど食べておりました。お酒もご馳走様でした。是非もう一度新潟の地酒を持ってもう一度行きたい!と家族共々思っております。
時折、トクーを利用させて頂いております。
時折、トクーを利用させて頂いております。当初はまず使ってみるかでしたが、もうプレミアム会員に最初からなっておけばよかったとさえ思っております。今回はトクーを利用して初冬の北信濃の旅を堪能いたしました。「あなた変わりはないですか…」そんな出だしで始まる「北の宿から」という歌がありますね。ここ「北の家」は本当に宿を訪れた者に「変わりは無かったですか?」「お帰りなさい」と呼び掛けてくれるようなそんな宿でした。実際に、宿の御夫婦は帰りを待っていた故郷の両親にように暖かくもてなしていただき、むしろ宿というより「家」と呼んだほうが適切かもしれません。築200年(御主人いわく実際はもっと年月を重ねたものかも)が醸し出す雰囲気とでもいうのでしょうか、それが飯山の小高い地に馴染み、まさにただの民家ながら、日々の慌ただしい生活から飛び込むと「ただものではない宿」でした。御夫婦のハーモニーで並べられるお料理、奥様の分担と御主人の分担で作られるお料理はどんな一流シェフや料理長の食事よりも美味しさを感じます。高級食材を使い飾られた食事ではなく、地元の食材、普段着の食材を活かした「おかえりなさい」の故郷のお料理といえます。メーンイベントは囲炉裏を囲む御主人との一献。一献どころか、御主人のお話につい時間を忘れ調子にのって飲み過ぎてしまいました。御主人、ありがとうございました。あの囲炉裏を前に飲んだ地酒「北光」、北信濃の旅に一番の思い出となりました。周囲はスキー場のあるいわゆるリゾート地といえるのかもしれません。しかし「北の家」は、そんな時代のつくりものとは違う宿であり家です。スキー客で賑わう前の静かな初冬にいい旅が出来ました。感謝致します。
関越道を利用して、塩沢石打から回りました
関越道を利用して、塩沢石打から回りました。道沿いに農産物の直売所が多く並び、おもしろかったです。1日目は戸狩温泉に入り、2日目は、まず飯山湯滝温泉に立ち寄り、秋山郷を回りました。秋山郷でも立ち寄り湯により、温泉三昧の旅ができました。どの温泉も静かで、情緒にあふれ、とても満足しました。ここは、サマーシーズンとスキーシーズン以外は、とても静かな温泉地なのだそうです。野沢温泉まで30分くらい、お寺が多く小京都と呼ばれる飯山の町が20分くらい、千曲川沿いに露天風呂がある飯山湯滝温泉まで10分くらい、お洒落な街づくりの小布施まで1時間弱、秘境ムード満点の秋山郷まで1時間ちょっとと、どこへ行くにも行きやすい、観光の拠点にぴったりの場所でした。ぜひ、また、訪れて、今回観光しそこなった場所をまわりたいと思います。評判がよいのでこの宿を選びました。はっきりいって、評判がよいなんてもんじゃないです。すばらしいです。すばらしすぎる。そのすばらしさについて、詳しく説明します。〈立地〉 戸狩温泉の「暁の湯」のすぐ裏です。戸狩温泉は、まだ新しい温泉なのだそうですが、「暁の湯」は風情があって、しっとり落ち着いた感じでした。スキーの季節をはずれているせいか、利用していたのは地元の人が数人ほどで、すいていたのでのんびりできます。〈建物〉 2百年以上昔の農家の建物なのだそうです。40代以上の方なら、たぶん、ものすごくなつかしく感じる建物です。子どものころ、農家の友人の家がこんな風でした。2階の客室は後付けなのだそうです。そのため、天井が多少低いのですが、その分、客室は広かったです。それに、お風呂に行ったり、食事をしたり、いろりのそばで地酒をふるまっていただきいろいろお話をしたり、客室にいる時間自体が短かったこと、また、客室にいる時間はほとんどねそべっていたので、とくに不便は感じませんでした。1階の食事スペースといろりスペースは天井が高くて、とても立派なお部屋です。古い農家の建物が、すごく郷愁をそそります。旅行に来ているんだなあと強く実感でき、非日常的な空間が心地よいです。〈食事〉 家庭料理というよりは、手作りの和のフルコース! しかも、全部手作り! それも、お米や野菜は、たんぼや畑の段階からの手作りだそうで、「すごい!」の連発でした。メニューは、お刺身、天ぷらの盛り合わせ、虹鱒の塩焼き、牛肉のとうばん焼き、ジャガイモのなますおいなりさん風、大根の煮物、茶碗蒸し、味噌汁、野沢菜、リンゴ等々。シャキシャキした食感のちょっとめずらしいジャガイモのなますは、郷土食のひとつだそうです。後で「ジャガイモですよ」と教えていただくまで、ジャガイモでできているとは思いませんでした。天ぷらもまだ熱くて、エビはぷりぷりだし、山菜と思ったのが大根の若い葉だったり、甘いサツマイモのような味で蓮根のような歯ごたえはヤーコンだったりと、とおりいっぺんの天ぷらではなくて、ちょっと感動しました。朝食のメニューは、ひき肉入りオムレツ、サラダ、なっとうととろろ、ほうれんそうの海苔あえ、ししゃも、野沢菜、ヨーグルトと盛りだくさんでした。夕食、朝食を通して、とてもからだに良い食事だと思ったし、ボリュームもあって、そして、材料がちょっとめずらしかったり調理法を工夫されていたりで、食べていて飽きることがありません。そして、もちろん、おいしいです。もう少しボリュームを減らしていただいてもよいぐらいです。もう、ほんと、ごちそうさまでした。〈お風呂〉宿の湯に入るひまがありませんでした。ただ、ちらっとのぞいたら、ひろびろして、石造りの、民宿のお風呂とは思えないすてきなお風呂でした。〈その他のこと〉 食後、囲炉裏のそばで地酒はどうですかとすすめられ、のこのこ出かけました。わたしは、そんなにお酒は飲めないのですが、ご主人のお話がおもしろく、また、名古屋から来られたご夫婦とも仲良くなり、とても楽しかった。うちの夫は疲れたといって部屋で寝ていましたが、宿のご主人が近くの観光地の説明などをしてくださるので、これは道に詳しい夫に聞かせねば(そして明日連れて行ってもらわねば)と思って、夫をたたき起こしました(夫、ごめん)。ところで、宿の本棚にコミックスがたくさんあって、わたしは一晩中かけて「バガボンド」1ー16巻を読破してしまいました。そのためあまり眠れなかったのが、ちょっと失敗でした。おもしろかったけど。