初めて母と二人で温泉に行くことにしました
初めて母と二人で温泉に行くことにしました。以前からずっと行ってみたかった川原湯温泉。しばらくしたらダムに沈んでしまうことくらいしか知らなかったのですが、温泉街は坂道でとても情緒がある感じでした。翌日には母の希望で長野をまわって帰ることにしました。白糸の滝を見て、軽井沢に寄って松井田のほうを通ってきたのですが、思いがけず旧信越本線のめがね橋を見ることができて非常に嬉しかったです。ここは以前に記念切手の図柄になっていたところで、私はその切手を非常に気に入っていたのですが、まさか本物を見られるとは考えてもいませんでした。棚からぼたもちのようでした。旅館についてです。部屋:部屋に案内されるとひんやりと冷房が効いていて嬉しかったです。部屋の扉はふすまですが、なつかしいねじ式の鍵がついていました。お風呂のあとにはクーラーよりも扇風機が欲しくなりましたが、それは自分でうちわを持っていけばいいかな。対応:なにしろおかみさんが明るくていい人でした。いつでもにこにこはきはきとお世話してくれたり説明してくれたりしました。母も大変気に入った様子でした。食事:私が一番に感じたことはご飯がおいしいということでした。夕食も朝食も、小さなおひつのふたを開けると、炊きたてのあついごはんがぴかぴかしていました。あつくて、ねばりがあって、こんなにおいしいごはんを食べたのは久しぶりかも、とちょっと感動。あとは夕食のときのてんぷらが香ばしくてかりかり。ゆでたモロッコエンドウもやわらかくて豊満でした。風呂:お風呂の扉には「ただいま婦女子入浴中。しばらくお待ちください」という札があり、それを表にして入れば他の人は入ってこないからお二人でどうぞ、と言われました。鍵はありませんでしたがあまり心配にもなりませんでした。浴槽は2?3畳くらいかな。もし小さな子供がいたらちょっと深いと感じたかも知れません。底にすわって首が出るくらい。シャワーが一つと桶がいくつかありました。置いてあったリンスインシャンプーは私がよく使って後悔するような髪がゴワゴワになってしまうものではありませんでした。よかった。出たあとは肌がするするになってものすごく気持ちよかったです。お布団に寝転がってからも一人でひざ下をこすり合わせて「するするだぁ♪」と楽しんでいました。眺望:これは好みかと思われます。旅館が通り沿いではないので、山も旅館街も見えませんが、そばの公衆浴場(宿泊者は無料)に行く人たちが坂を下っていく姿が窓どから見られました。それも壁のすぐ向こうを通るので、目が合いそうなほどです。そのあたりは温泉地らしい感じを味わえました。環境:そばにある吾妻渓谷がすばらしかったです。今回はチェックインが17時だったのですが、もっと早い時間にチェックインして辺りを色々歩き回るのもなかなか楽しそうでした。宿には散策マップ(かなり立派な冊子です)も置いてあり、8つ近くコース紹介もされていました。総合:来て良かったと思いました。今度は両親に勧めたいです。あ、それからそばの源泉では卵持参で温泉卵を作れるそうなので、今度来るときは卵も忘れずに持って来ようと思います。本当は6日前ではなくて3日前や前日に予約をしたらもっと安く泊まれたようですが、二人とも満足できたので良かったです。そういえば水道の水が冷たくて気持ちよかったです。
8/10(土)から9連休の盆休であるが
 8/10(土)から9連休の盆休であるが、普段なら家に籠もり渋滞を避けるのが我が家の鉄則である。しかし、今年は長岡に私的な仕事があるため盆休に出かけることにし、ついでに温泉三昧の小旅行を計画した。 何しろ渋滞が大嫌いで、遠回りしても車が走っていなければ気が済まない。そのため出発は8/9(金)の深夜で途中社内で仮眠する行程の3泊3日。関越道はスイスイと走ることができ、朝方5時前に湯ノ谷温泉郷の駒ノ湯山荘に到着。家人の許可を得て、ラジウム泉を妻と二人の貸切風呂で独占。髭を剃り、上がった時は1時間半を超えていた。その後長岡の友人と越後湯沢に同行し、宿泊。この夜は仕事と飲み会と温泉入浴となった。 翌日は六日町で八海山の醸造元を訪ねた後、友人と別れ一路群馬県ロマンチック街道を目指した。途中まだ征服していない法師温泉・猿ヶ京温泉をやり過ごし、尻焼温泉に着いたときはスコールとなったが、車の中で水着に着替え、傘をさして向かう。川一体が温泉プールでは雨も何のその。我々が入る頃には雨も上がり、妻の初体験、混浴入浴となった。1時間位遊んでから、とくー!で予約した川原湯温泉に向かう。私は10年ほど前に宿泊した温泉であるが、妻は現地に行くまで私は初めてと言っていたが、あに図らんや、温泉入り口に右折した途端右側に郵便局があれば来たことがあるとのたまわった。案の定、郵便局があった。しかし、日帰り入浴を頼んだところ断られたそうで、ここの温泉は初体験であることが判明。 人によって好みが違うだろうが、私達はせっかく遠くに出かけるので、温泉地が都会然として近代的な旅館や入浴施設は旅の楽しみを半減すると考えている。新しいのが全て良い訳ではない。この川原湯温泉は10年前と変わらなく、山間に貼り付いたように温泉街があり、どこが温泉と見間違うようなひっそりとした町並みである。この理由は八っ場ダム建設に伴い温泉がダムの底に消えることと無縁ではない。そのため新規設備が建てられないため、古さが残った。しかし、日本が忘れてきた古き良き時代を彷彿させレトロチックで好きな温泉街である。 宿の紹介で、すぐ門限ギリギリの共同浴場「王湯」に出かけ、露天風呂と内湯を楽しんだ。私も共同浴場は初めてだったが、お湯が良く、豊富に放流しているのは圧巻であった。涼んでいる地元のおばあさんとお話ししたが、毎日王湯を利用しているせいか、お顔も肌も若々しかった。風呂上がりの酒屋のおばあさんも宿の女将さんも肌が綺麗だった。宿の女将さんから聖天露天の湯は混浴で脱衣場も男女一緒であり男しか入っていない、女は無理ですよと言われた妻は俄然ファイトを燃やし、夜8時に山道に向かった。灯りが無く、手を取り合って登った先は真っ暗で何も見えなかったが、目が慣れるにつれ、4人の先客とカップルが見えた。残念ながら妻が最初ではなかったのだ。私は気疲れで、湯当たりしてしまい、宿でダウンしたことを付け加える。 最終日の帰路は、伊香保温泉露天風呂と秩父の和銅鉱泉に入浴。渋滞もなく、リフレッシュした休暇となった。 川原湯温泉中島旅館は、道路に面してはおらず、1回は通り越し帰りに発見した。ぜひ、ホームページには簡単なMAPを載せて欲しい。でも笹湯(共同浴場)の隣なので、分かりやすいのかな。私達の部屋は玄関の真ン前の6畳二間で、広く使え、のんびりすることができた。途中、王湯に出かける時に鍵が無く困ったが、女将さんにお願いして鍵を掛けてもらった。二人で1泊2食9,100円なので、部屋も料理も期待していなかったが、その予想は大はずれで料理も種類と量が多く、全部が食べられなかったほど。朝食程度のボリュームでいいな。 内湯は狭かったけれど、宿泊数が少ない宿なので、黙っていても貸切風呂となり、妻は大満足。私は妻の洗髪を何の気兼ねもせず優しくやって喜ばれた。 一番良かったのは、一人娘のミッチャンに会えたこと。シーズ犬のミッチャンはお利口で、女将さんの許可がなければドアが開いていても部屋から出ない。女将さん以外の人が抱こうとしたらうなり声をあげ、逃げる位慎重派なのに、妻のなでなでにはコロっとひっくり返り無防備状態に。犬が大好きな妻は居住の関係で飼えない不満をちょこっと解消(したかな?)。夜女将さんと散歩に出かける時のミッチャンの尻尾は、止まることなく振られ続けて可愛かった。そういえば、朝も尻尾でバイバイしてくれた。川原湯温泉は、お湯が良く、中島旅館は超安値で、また二人で来ることを誓って帰路についた。
本を読むための静かな場所と、温泉が目当て
本を読むための静かな場所と、温泉が目当ての一人旅。宿は旅館と言うよりは民宿といった佇まいで、廊下は狭く歩くと軋む。やがてダムの底に沈む予定とかで、老巧化はやむを得ないところだろう。それでも掃除はきちんとしてあるので清潔だった。部屋は四・三畳(角が少し切られていた)、トイレ・洗面所は共同、食事は部屋出し、布団も敷いて貰える。風呂は外湯を利用したので見ていない。料金は一人利用ということで千円増し、クーラー代千円増し、それにポイント代が840円で、総額8,970円となり、割安感は無かった。