翁島駅について
翁島駅は、福島県猪苗代町にある磐越西線の無人駅。1899年の開業当時、駅の所在地は猪苗代湖にある唯一の島「翁島」から翁島村という名前であったため、駅名にも翁島が用いられました。猪苗代湖畔には1908年に有栖川宮威仁親王の別邸として、ルネサンス様式を巧みに取り入れた和洋折衷の建築様式による「天鏡閣」が、また1922年には天鏡閣のほど近くに高松宮宣仁親王によって威仁親王妃慰子の静養のために和風別邸(現在の福島県迎賓館)が建てられ、代々の皇族方がご静養などで利用されてきました。翁島駅がその最寄駅であったことから、旧駅舎には貴賓室が設置されており、現在でも旧駅舎は貴重な文化財として町営緑の村に移築・保存されています。翁島駅付近には翁島温泉、西ノ沢温泉というこじんまりとした温泉宿があり、猪苗代湖や磐梯山の観光や、スキー/アウトドアスポーツの拠点としても好立地です。
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