出町柳駅について
出町柳駅は、叡山電鉄・京阪電気鉄道の駅であり、出町は鴨川右岸の河原町今出川付近一帯で、柳は鴨川左岸の駅周辺の地を指しており、二つの地名を組み合わせたものが駅名となっています。地上の駅舎前から西に向かうと、高野川に掛かる河合橋と賀茂川に掛かる出町橋を渡っていくこととなり、橋の上からはすぐ南側に高野川と賀茂川の合流点を見ることができます。北側の川に挟まれた一帯は「下鴨」と呼ばれ、有名な下鴨神社などがあり、昔からの住宅街として成り立つ地です。通称、下鴨神社と呼ばれる賀茂御祖神社は観光地としても有名で、ユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」として登録されています。また、下鴨神社境内にある社叢林「糺の森」は賀茂川と高野川の合流地点に発達した原生林で、およそ12万4千平方メートル(東京ドームの約3倍)の面積を有し、昭和58年に森林全域が国の史跡として指定を受け、保存されています。